観光案内 -伏見稲荷のうんちく話-

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3.鳥居

神社に行けば必ず目にする鳥居。その神域の入り口を示す門とされています。 一説には「天照大神さまが天の岩戸に隠れたとき、常世の長鳴鳥(ニワトリ)を鳴かせたら大神が出てきたので、それ以来、神社にはニワトリが止まる木を造るようになった」とも言われています。 現在、伏見稲荷大社神域には大小1万基以上の奉納鳥居があります。

鳥居をくぐれない訳・・・

よく参拝客の中に「身内に不幸があったから、鳥居はくぐれないんで…」と、鳥居の外側を通っていかれる方を見かけますが、どうして「くぐれない」のでしょうか?
身内で葬儀が出た場合「喪中」などといい、俗に「喪に服する」といいます。この「喪中」に当たる人は『その身が清らかでないと考えられ、 神様が鎮座する神域「神社」の聖域を汚す為に参拝を慎むべし…』という慣わしがいつしか、「参拝を慎む」→「神社に行かない」→「鳥居をくぐらない」というように 変化していったと考えられます。このように神域の門である「鳥居をくぐらず」に「参拝」をする方もたくさんおられるですから、なにかおかしな矛盾を感じます。
一般に「喪が明ける」のは四十九日(しじゅうくにち)と言われております。ご不幸があっても2ヵ月後には「鳥居をくぐって」、「参拝」しましょう!