観光案内 -伏見稲荷のうんちく話-

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2.キツネ

「狐」は稲荷大神さまのお使い(眷属)とされています。ここでいう「狐」とは野山をかける「狐」ではなく、目にはみえない霊獣のことを呼び、特に「白狐」と呼んでいます。

狐がくわえたモノは・・・

「稲荷」と言えば「キツネ」と誰もが思い浮かべるほど、稲荷大神さまとキツネとの繋がりは長くて深い。その起源はどこにあるのか? 稲荷大神さまに仕えていた斎女が神格化され、後にその神域に棲息していた野狐の称号になったとされる説もあります。

さて、ここ伏見稲荷大社の境内にもたくさんのキツネ(眷属)が座っておられます。その狐の口元を良く見ると何かがあることにお気付きになるでしょう。ここではその代表的なものを紹介いたします。

これはその口に御霊(みたま)をくわえた狐です。これは主に向かって右に座られます。右側の狐は、ほぼこのような玉をくわえています。

これは口に鍵をくわえた狐です。この鍵は稲荷大神さまの宝物庫の鍵だとも言われております。左側に座られます。

稲穂をくわえた狐です。五穀豊穣の農耕神であった稲荷大神さまの眷属らしく、たわわに実った立派な稲穂です。左側に座られます。

これは巻物をくわえた狐です。左側に座られます。この巻物には稲荷大神さまのご神力、ご神徳などが綴られているともいわれております。

これは特別!何もくわえていない狐!なかなか貴重な狐です!右側に座っておられます。